新年を迎え、世界の空手界は2020東京オリンピックの正式参入を決めたWKF(World Karate Federation)と昨年末に3回目となる極真統一世界大会を開催したKWU(Kyokushin World Union)を中心に大きな流れが形成されていますが、改めまして長年の尽力によって念願を成就されたWKFの関係各位には敬意を表すると共に、オリンピックでの活況を心から祈念いたします。
極真館はこれまでKWUの他の国際組織と協調して、極真ルールでのオリンピック参加の努力を続けて参りましたが、残念ながらその願いを叶えることはできませんでした。
しかし、KWUとしての大きな目標が途絶えた中で行なわれた第3回KWU世界大会は、国や派閥の枠を超えて「強いものが勝つ」という極真空手の原点に回帰させてくれる大会となりました。
私たちの使命は直接打撃制の醍醐味と大山倍達総裁の精神を後世に引き継ぐことであり、それぞれの組織が繁栄する過程において、KWUの世界大会をサッカーのワールドカップのような世界イベントに作り上げ、多くの人々に極真空手の素晴らしさを伝えて行くことだと思っています。その為にも極真館独自の組織活動をさらに充実させることに力を注いで参る所存です。
極真空手道連盟極真館 館長 盧山初雄
第3回KWU Kyokushin World Championship/参加団体
極真館、IFK、KWF、新極真会、IBK、極真連合会、世界総極真、極真会館松島派、極真会館中村道場、極真空手中山道場、武心會、EMA、International Buddhako Organisation、International Josui Karate、士衛塾、W.H.R.、国際極真武道会、相模原鈴木道場
2017年12月9日-10日 開催地:ロシア・エカテリンブルグ 参加国48カ国 選手242名