今年は世界大会が行なわれます!                                         極真空手道連盟 極真館 総本部                                         


中国散打交流試合


ロシア対中国散打交流試合 20051223日 広州市 天河体育館

中国武術協会の王主席及び陳主任の招待により今回、極真館ロシア代表と中国功夫(散打)との試合が実現した。昨年6月、日本代表が中国散打と試合を行ってから早一年半、同じ広東の地にて試合を行なえたことは、大変喜ばしいことである。それは前回の訪問同様、国家レベルでの事業として極真空手の組織を中国で築き、発展させる事が我々の組織の目的であり、その為に今回の試合を行った。

今回中国側からの招待により、5名の選手をロシアから派遣したが、彼らはいずれも今年9月の世界大会で激戦を戦い抜き、その後10月にロンドンで開催されたヨーロッパ大会にも参戦し、やっと11月中旬から本格的な散打の練習に入ることが出来た。僅か3週間という短期間の稽古で今度の試合に臨んだが、彼等は言うまでもなく散打の試合は初めての経験であり、慣れないグローブ着用及び投げ技にはほとんど対応する知識もなく更に地元のホームタウンデシッジョンにも合いかなり苦しい戦いになった。対する中国選手は前回の日本選手と戦った者が3名おり、前回と同じく今年度の散打優勝者で構成されていた。にもかかわらずロシア選手たちは、果敢に攻撃し、とても勇敢に戦った。途中ロシア選手が散打王たちからダウンを奪い、何度か追い詰める場面もあった。しかしながら、相手は散打王、試合運びが大変上手で、終始ポイントを稼いで、結果的には中国チームが5戦全て勝利した。ロシアチームは破れたものの、会場にいた多くの中国の観客からその勇敢な戦いぶりに惜しみない拍手が贈られた。また中国武術協会及びマスコミもロシア選手がこれ程頑張るとは予想していなかった様で、来年以降も是非ロシアから選手を派遣して欲しいと要望があった。ロシア選手は今回試合をしたことにより、散打という異種格闘技そのものが理解できた。また中国選手の実力を身を持って知り、次回への目標を立てることが出来た。次回の試合は上海で開催が予定されており、彼等も次回こそは勝つという意気込みでいる。

 今回の試みは世界の人口の五分の一を占める中国という巨大な国で極真空手を普及させるという崇高な目的があったから行なえたが、それは見知らぬ土地で見知らぬ相手に挑戦する勇気のある若者がいたからこそ、我々も今大会を実現することができた。挑戦する気持ちがあれば必ず、目的は達成されるであろう。そういった意味で、今回の極真空手中国功夫交流使節団の役割は大きかったと言える。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【試合結果】
70s以下級
●エミル・ジャハロフ (判定負け) VS ○幹 玉柱
75s以下級
●シャムスディン・アブドゥラシドフ (判定負け) VS ○宝 力高
80s以下級
●ラシム・サメドフ (5R KO負け) VS ○柳 海龍
85s以下級
●ティムール・ガスタシェフ (判定負け) VS ○王 旭勇
90s以下級
●セルゲイ・オシポフ (2R KO負け) VS ○薛 風強




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